島根の出雲大社よりも前から「出雲の神様」と呼ばれてきた、元出雲の古社。背後の御蔭山そのものが御神体です。
社伝では和銅2年(709年)の創建。延喜式では名神大社に数えられ、丹波国の一宮として崇められてきました。社殿ができる前から、背後の御蔭山(みかげやま)が神の山として祀られていたとされます。
「元出雲」と呼ばれる理由は、島根の出雲大社が明治まで「杵築大社」と名乗っていたことにあります。江戸時代の終わりまで、「出雲の神」といえばこちらを指したと伝えられます。出雲大社の大国主命は、ここから御霊を遷したという社伝もあります。
本殿の後ろにそびえる御蔭山(御影山・千年山とも)は、今も禁足地です。山の中には大きな岩がいくつもあり、磐座(いわくら)として祀られています。ここに鎮まるとされるのが國常立尊。御蔭山は國常立尊の聖地と伝えられています。
國常立尊は、日本書紀で天と地が分かれたあと最初に現れる神様です。古事記では「国之常立神」と書かれ、神世七代の最初の神とされます。室町時代に吉田神道を開いた吉田兼倶は、この神を宇宙の根源の神と位置づけました。
毎月25日には、御神体山で國祖祭が行われます。
拝殿の前には「大八洲國國祖神社(おおやしまのくにくにのみおやのじんじゃ)」という大きな立て札があります。「皇祖より壱萬年以前」と添えられています。
札には、御神体山の御影山は國常立尊の神蹟(神様の足跡が残る地)であること、出雲姫が長く奉仕し、亡くなったのちに三穂津姫命と諡(おくりな)されたことが書かれています。
この立て札の内容は神社が掲げている伝承です。歴史資料としての裏付けは確認できていません。
| 所在地 | 京都府亀岡市千歳町千歳出雲無番地 |
|---|---|
| 電話 | 0771-24-7799 |
| 参拝 | 境内自由(社務所 9:00〜17:00) |
| 例祭 | 10月21日 |
| 電車・バス | JR亀岡駅北口から亀岡市ふるさとバスF11系統で約12分、「出雲神社前」下車すぐ |
| 車 | 京都縦貫道 千代川ICから約4km・10分。無料駐車場あり(台数は資料により80台・約100台と分かれます) |
4月・10月の大祭、正月、紅葉の週末は駐車場が混み合います。早朝か夕方の参拝がおすすめです。