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あ!神様に呼ばれてる!神社に行こう!下書き
京都府亀岡市 ・ 丹波国一宮

出雲大神宮いずもだいじんぐう

島根の出雲大社よりも前から「出雲の神様」と呼ばれてきた、元出雲の古社。背後の御蔭山そのものが御神体です。

青空の下、檜皮葺の拝殿と朱色の鳥居、背後に御蔭山の森
拝殿。右手前の朱の鳥居は大国恵比須社。(2026年11月1日撮影)

どんな神社?

社伝では和銅2年(709年)の創建。延喜式では名神大社に数えられ、丹波国の一宮として崇められてきました。社殿ができる前から、背後の御蔭山(みかげやま)が神の山として祀られていたとされます。

「元出雲」と呼ばれる理由は、島根の出雲大社が明治まで「杵築大社」と名乗っていたことにあります。江戸時代の終わりまで、「出雲の神」といえばこちらを指したと伝えられます。出雲大社の大国主命は、ここから御霊を遷したという社伝もあります。

正面から見た拝殿。檜皮葺の屋根、注連縄、「丹波國一之宮 出雲大神宮」の額
正面から見た拝殿。檜皮葺・入母屋造りで、四方が開いた舞殿の形をしています。正面に「丹波國一之宮 出雲大神宮」の額。
拝殿の床と柱の間から、奥の本殿前の拝所と鈴緒が見える
拝殿の中から奥を見たところ。柱の向こうに、鈴緒の下がる本殿前の拝所が見えます。

御祭神

主祭神大国主命おおくにぬしのみこと国づくりの神。縁結びの神様として知られます。
主祭神三穂津姫命みほつひめのみこと大国主命の后神。夫婦円満のご神徳も。
御神体山國常立尊くにのとこたちのみこと本殿ではなく、御蔭山の磐座に鎮まる神様です。

御神体山と國常立尊

拝殿の屋根の奥にこんもりとそびえる御蔭山と、黄色く色づき始めた大イチョウ
拝殿の奥にそびえる御蔭山。右は色づき始めた大イチョウ。(2026年11月1日撮影)
森の斜面の前に献燈2基と賽銭箱、注連縄が張られた御神体山の拝所
御神体山の拝所。縄の先は神域です。
「御神体山 國常立尊 クニノトコタチノミコト」と書かれた木札
拝所に立つ「御神体山 國常立尊」の札。

本殿の後ろにそびえる御蔭山(御影山・千年山とも)は、今も禁足地です。山の中には大きな岩がいくつもあり、磐座(いわくら)として祀られています。ここに鎮まるとされるのが國常立尊。御蔭山は國常立尊の聖地と伝えられています。

國常立尊は、日本書紀で天と地が分かれたあと最初に現れる神様です。古事記では「国之常立神」と書かれ、神世七代の最初の神とされます。室町時代に吉田神道を開いた吉田兼倶は、この神を宇宙の根源の神と位置づけました。

毎月25日には、御神体山で國祖祭が行われます。

入山について:御神体山へ入るときは、社務所で受付をして、襷(たすき)を受け取ってから入ります。受付時間や当日の入山の可否は、神社に確認してください。

拝殿前の立て札「大八洲國國祖神社」

「皇祖より壱萬年以前 大八洲國國祖神社」と書かれた黄色い立て札。左下に徒然草の解説板
拝殿前の立て札。左下は徒然草の解説板です。

拝殿の前には「大八洲國國祖神社(おおやしまのくにくにのみおやのじんじゃ)」という大きな立て札があります。「皇祖より壱萬年以前」と添えられています。

札には、御神体山の御影山は國常立尊の神蹟(神様の足跡が残る地)であること、出雲姫が長く奉仕し、亡くなったのちに三穂津姫命と諡(おくりな)されたことが書かれています。

この立て札の内容は神社が掲げている伝承です。歴史資料としての裏付けは確認できていません。

徒然草にも登場:隣の解説板によると、兼好法師の『徒然草』第236段に出雲大神宮が出てきます。聖海上人が参拝したとき、獅子と狛犬が背中合わせに立っているのを見て深い理由があるのだと感動したところ、実は子どもたちのいたずらだった、という話です。

境内の見どころ

本殿
国の重要文化財。三間社流造・檜皮葺で、足利尊氏が修造したと伝わります。
真名井の水
御蔭山から湧く御神水。飲めば幸福を招き長寿になるとされ、汲みに来る人の列ができることもあります。容器を持っていくと安心です。
夫婦岩
縁結び守りの赤い糸を結んで、良縁を願う御神石です。
境内社
素戔嗚尊を祀る上の社、猿田彦命と大山祇神を祀る黒太夫社、事代主命の笑殿社、稲荷社、弁財天社、春日社、崇神天皇社など。御蔭の滝には龍神が祀られています。
季節
11月中旬〜下旬は大イチョウと紅葉が見ごろ。春は境内の桜と御蔭山の山桜が楽しめます。

基本情報

所在地京都府亀岡市千歳町千歳出雲無番地
電話0771-24-7799
参拝境内自由(社務所 9:00〜17:00)
例祭10月21日
電車・バスJR亀岡駅北口から亀岡市ふるさとバスF11系統で約12分、「出雲神社前」下車すぐ
車京都縦貫道 千代川ICから約4km・10分。無料駐車場あり(台数は資料により80台・約100台と分かれます)

4月・10月の大祭、正月、紅葉の週末は駐車場が混み合います。早朝か夕方の参拝がおすすめです。